「定款」は、いわば会社の憲法ともいえる重要書類です。しかし、設立のときに作成してから以来、どこに保管したか失念してしまったり代表者交代の際に引き継がれていなかったといった理由で、定款を紛失してしまったというご相談は少なくありません。
ここでは、株式会社が定款を紛失した場合の対処法について記載します。
定款を紛失すると何が問題になるのか
定款は、次のような場面で必要になります。
- 定款の変更
- 役員の選任、解散・清算等の登記手続
- 金融機関や取引先からの提出要請
- 株主総会・取締役会運営の根拠確認
定款が手元にないと、正確な会社内容が分からず定款変更ができなかったり、登記内容と定款の不整合が起こり得ます。
まず確認すべきこと
定款を紛失したと思っても、公証役場に保管されている可能性があります。
株式会社設立時の原始定款は、公証役場で認証されているためです。電子定款の場合も、原本データは公証役場に保存されているため、定款の謄本(写し)を請求することができます。ただし、保管期限が過ぎると破棄されていることもあります。
それでも定款が確認できない場合はどうするか。
この場合は、新たに定款を作成して株主総会による承認を得ることが必要です。
手続の流れ(概要)
- 現行の登記事項を基に定款案を作成
- 株主総会で定款制定(または全部変更)決議
- 必要に応じて定款変更登記
※司法書士が関与することで登記手続きまでサポートを受けられます。
定款を紛失しても会社が無効になることはありません
手元に原本がなくても、役員の立場等、法的効力が失われるわけではありません。
司法書士にご相談いただければ、登記事項等から定款を復元(再作成)することができます。定款を紛失された場合は早めに司法書士等の専門家に相談されることをおすすめします。
定款を紛失された場合について詳しく知りたい方、疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
お電話でのご相談は、30分まで無料で承っております。
多くの場合、30分以内で問題解決までの道筋をご提案することが可能です。まずはお気軽に、あなたのお悩みをお聞かせください。声に出すことで “ホッ” とされる方がほとんどです。




